九保すこひです(フリーランスのITコンサルタント、エンジニア)
さてさて、AIも音楽業界のように少しずつ細分化されてきている今日この頃ですね。
前まではテキストや画像の出力でしたが、少し前に世間を騒がせたのが・・・・・・
判断特化型AI
です。つまり「状況判断だけするAI」です。
そして、このジャンルで一躍有名になったのが、TypeSafe AIがつくったJev(じぇぶ)というAIモデルです。
たとえば、質問と選択肢を渡せば一番適切なものを選んでくれたりするわけです
AIがクイズに答えてくれる、みたいなイメージ。
そして、なぜ有名になったかというと・・・・・・
べらぼうに料金が安い!
からです。
もちろん質問内容によりますが、私の場合だと634回リクエストでたったの0.1217ドル(約19円。2026/10/13現在)でした。
ちょっと値上げした「うまい棒」ぐらいの値段ですね(笑)
そして、ここからが本題。
じゃあ、Jevをつかって何かできないか?
と思ったら、その昔あきらめたことが実現できるぞ!と気がつきました。
それは・・・・・・
電子帳簿保存法のファイル名
です。
みなさんも知ってのとおり、請求書などの電子ファイルは「取引年月日・取引金額・取引先」で検索できるようにする必要があり、その代表的な方法がファイル名の変更です(←これが手間でしょうがないわけです😫)
もちろん、ClaudeとかのAPIをつかえば全部やってくれますが、やはり、
生成AIのAPI料金は高い!
特に私のようなフリーランスだと、そんな料金払うぐらいなら自分でやりますわ、ってなるんでアイデアはあるものの、放置してました。
そこで、Jevをつかって節約した自動リネーム・システムをつくってみた、というのがテーマです。
今回は以下のような方に向けて記事を書いています。
- 「JevでAI節約生活をスタートしたい!😊」
- 「AIつかって作業を減らしたい…今すぐ😫」
- 「もう税務署がAIで探すシステムつくってよ…😅」
- 「AI時代なのに旧時代とかわらん。生活を変えたい🤔」
- 「AIで効率化してるはずなのに、なぜか忙しい(タスケテ…)😭」
ぜひ最後まで読んでくださいね!

「牛乳→酒飲んだら酔いにくくなる
って話を検証。ちょっとマシでした。
次はヨーグルト!」
4つのサービスで実装した
今回は、Google DriveのフォルダにPDFを保存したら、自動で電子帳簿保存法に沿った形にリネームしてくれるシステムをつくりました。
具体的に必要だったサービスは、以下の4つです。
- Google Drive:ストレージサービス(無料枠あり)
- Google Vision API:OCR(無料枠あり)
- Jev:判断特化型AI(激安)
- Claude API:Jevがうまくいかなかったときのセーフティネット(ちょっと高くなるかも🤔)
そして、処理の流れはこうです。
- Google DriveにPDFをアップロード
- アップロードしたファイルを画像化
- Google Vision APIでテキストを抽出
- Jevで、どのテキストが「取引年月日・取引金額・取引先」なのか判別
- (4が失敗したら)Claude APIで判別
- Google Driveのファイル名を変更
つまり、Google Driveにアップロードするだけでほぼ作業が完了するという夢のシステムが実現できるというわけです👍
※ できれば、国がこういうシステムをオープンソースで公開してほしいですよね。
Jevで節約した部分
少し前まではフルにClaude APIとかをつかわざるを得なかったですが、
- 取引年月日
- 取引金額
- 取引先
がどこにあるのか?という判別を激安のJevに任せることにしました。
ただし、Jevは判断能力が高いとは思いますが、完璧ではありません。Claude APIのほうが優秀な場合もあるでしょう。
なので、Jevにそのまま置きかえたわけではなく、Claude APIを失敗したときのセーフティネットにしました。
こうすることで、もしJevが「いや、これわかんねーわ😫」ってなってもClaude APIが「なら、俺にまっかせなさい!」てな具合に後で登場してくれるというわけです。
※ 結果として、ほぼほぼJevで処理ができるので、料金の節約になりますし、クオリティも担保することができました。
でも、AIは完璧じゃないので、3つの特徴をもつUI(UX)を考えた
今回はここを一番お届けしたかったです。
そう。
AIは便利だけど、完璧じゃない。
という部分です。
そのため、必ず出てくるのが「人が目視で確認する機能」です。
逆に言うと「人間がやらなくちゃいけない部分を明確にする」のが大事ってことですね。
となると、次に重要なのが・・・・・・
目視する際のUI(UX)
と考えました。
なぜなら「システムを自作したけど、そのせいでめんどうな部分が出てきたから結局つかわなくなった😫」という経験を何度もしてきたからです。
そこで今回は以下のような3つの特徴をもつUIを考えました(こういうアイデアはAIからは出てきませんね!)
1.該当する部分に枠をつける
以下のように、パッとみてどこが該当する部分なのかが分かるように枠をつけました。

こうすることで、確認するときに「えーっと、取引先は・・・??」って探さなくてよくなるわけですね。
2. 枠を色分けした
さっきの画像を見ていただくと分かるとおり、これも視認性を高くする(脳のエネルギーを減らす)ため、それぞれ色分けをして、どこがペアになっているのかを色で分かりやすくしています。
- 赤:取引先の名前
- 緑:トータル金額
- オレンジ:日付
3. ペアになる部分を線でつないだ
今回のUIで一番の特徴はここです。
入力部分にフォーカスがあたったら、その入力に対応する部分が自動的に線でつながれるようにしました。
SVGをつかっているので曲線も表現しています。

さらに、該当部分を拡大して表示することで、さらに作業スピードをあげる工夫をしました。
ちなみに、スマホの場合は、ページ下部にスワイプできる部分をつくって作業効率をあげるようにしています。

そして個人サービスへ…
ドラクエみたいでスイマセン。
自分でつかって便利だったので、サービスとして公開することにしました。
今回はLPにもこだわっています。

コンセプトは「コーヒー1杯分で、自動リネーム」です。私のようなフリーランスや小規模企業向けにつくっているので、興味があったらぜひ見てください(無料トライアルあります👍)
ドライブに置くだけで、電帳法に沿ったファイル名に。コーヒー1杯分で。 – Cafe Renamable
おわりに
ということで、今回はJevをつかったAI節約生活の話をテーマにお届けしました。
今回のように判断特化型AIはつかい方によって、節約しながらその恩恵を受けられると考えています。
しかも、オープンソースでclef(Cloudflare)やJeffという「ローカル環境でも動くようなもの」まで出てきています。
つまり、判断特化型AIはすでに1つのジャンルとなっていると考えていいでしょう。
そして、面白いと思ったのが「Jev Router」です。プロンプトを渡すと、
- Jevが難易度を判断
- 最適なAIで一番安いものを選ぶ
- そのAIに質問して回答を得る
という「品質とコストのバランスが一番いいAIはどれ?」を判断してくれるというスグレモノです。
頭のいい人たちは、ホントにこういう工夫がうまいですよね。
私もいろいろ考えてみたいと思います。
みなさんもぜひ考えてみてくださいね。
ではでは〜❗

「人気小説『爆弾』読みました。
一部タゴサクの言いたいことも分かるので、
余韻がすごかった!」





