【激突!】ChatGPT vs Bard:5つの実例で勝者を決定!

こんにちは❗フリーランス・コンサルタント&エンジニアの 九保すこひ です。

さてさて、AI業界は次から次へとニュースが出てくるので、たった2、3日目を話すだけで置いてかれている気分になる今日この頃です。(ひと昔前の恋愛ドラマみたいですね😂)

そして、以前からみなさんが気になっていただろうサービスが日本でも使えるようになりました。

それは、

Google の作った「Bard」

です。

そしたら、きっと誰もが思うあのアイデアが思い浮かぶんじゃないでしょうか。

そう❗

「Chat GPT」とどっちがが優秀なのか??

です。

(少し前盛り上がった格闘技の頂上対決「武尊 vs 那須川天心」みたいなもんですね)

幸い、Bardのウィッシュリストに登録したらものの30分ほどでOKが出たのですぐ使えるようになりました。

そこで❗

今回は私・九保すこひが業務で使うだろうと思う以下5つの項目でBardChatGPT(バージョン4)に同じ質問をし、どちらが優れているのかを独断と偏見で判断します。

  • デザイン・コーディング対決
  • ライティング対決
  • アシスタント対決
  • コンサルティング対決
  • ビジネスアイデア対決

ぜひ何かの参考になりましたら嬉しいです。😄✨

「(勝手にやってるだけの)
ジークンドーの
ステップ慣れてきました」

実行環境: ChatGPT 4、Bard(バージョン1??)

検証方法

最初はBardが公開されたばかりだから、ChatGPT3.5にすべきかと思いましたが、世の中の競争なそんな甘くないのを痛感しているので、あえてどちらも現時点での最終バージョンとしました。

そして、注意点としてBardは(2023.4.21現在で)日本語がサポートされていません。

そのため、それぞれのプロンプト(質問文)は公平にDeepLでいったん翻訳して使い、出力された内容もDeepLで日本語化したものを紹介します。

ぜひ楽しんでやっていきましょう❗

デザイン・コーディング対決

では、まず初戦はウェブ開発業務でも重要な位置づけとなっているデザイン&コーディング能力対決です。

質問は以下のとおりです。

プロンプト:

あなたは、優秀なデザイナーとして振る舞ってください。
現在、ウェブ上で見積書や請求書をつくることができるサービスをつくっています。

そこで、以下の条件を元にしてログインフォームをHTMLでつくってください。

・TailwindCSSを使う(CDNで読み込む)
・レスポンシブに対応
・テーマカラーは #1D709A
・ソーシャルログインのボタンはGoogle、Twitterの2つをつくる
・パスワードを忘れた場合のリンクが必要

お願いします。

ChatGPT 4ではこうなりました。

流石ですね❗

きちんとCDNTailwindCSSを読み込んでくれましたし、レスポンシブにもきちんと対応しています。

では、Bardはどうだったかと言うと・・・・・・・

残念ながら以下の回答になりました。(ちょっと意訳してます)

Bard:

私は言語モデルなので、その処理をする能力がありません。
なので、お役に立てないです。

なんか、無理難題ゆっちゃってむしろ申し訳ない気持ちになりました。
なので、最終的にコードを書いてもらえるまでプロンプトの条件を少しずつ削ってみることにしました。

結果はこうなりました。

というのも、プロンプトが以下のようにとてもシンプルにならないとコードを書いてくれなかったからです。

プロンプト:

現在、Web上でサービスを作成中です。

HTMLでログインフォームを作成してください。

お願いします。

制限や前提条件があると全く受付けてくれませんでした。

うーん、これはChatGPT 4の圧勝ですね。

【勝敗】
ChatGPT 4: ★
Bard: なし

ライティング対決

では、続いて2回戦「ライティング対決」です。

ウェブサイト構築でライティング能力が活きる場面といえば、なんといってもライティングページですよね。

ということで、以下のプロンプトを実行してみました。

プロンプト:

あなたは、優秀なライターとして振る舞ってください。
ウェブ上で見積書や請求書をつくることができるサービスのランディングページを作ってください。

条件は次のとおりです。

・コンバージョンレートが高くなるような文章
・200文字程度まで
・丁寧な文章

お願いします。

なお、どちらのAIも頑張り屋さんのようで、200文字程度という条件を無視して回答してくれました😂なので、一部のみ抜粋しています。

まずはChatGPT 4ではこうなりました。(全文字数は1474文字でした)

ChatGPT 4:

見出し:見積書と請求書の作成でビジネスを効率化する

サブタイトル :プロフェッショナルな見積書と請求書を簡単に作成、送信、追跡できます。

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うーん、ここもさすがChatGPT 4
プロっぽい文章をサクッと返してくれました。

何も言っていないのに14日間の無料トライアルまで文章化するとは。

また、名前まで考えてくれています。

では、Bardはというと(こっちは全部で809文字でした)・・・・・・

Bard:

見出し: ウェブ上で見積書や請求書を数分で作成できる

本文:

クライアントへの見積書や請求書の作成に何時間も費やしていませんか?
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会社のロゴを追加したり、フォントや色を変えたり、カスタムフィールドを追加したりすることもできます。

そして何より、私たちのサービスは無料で利用できます。
では、なぜ待つのでしょうか?
今すぐサインアップして、プロのように見積書や請求書の作成を始めましょう。

今すぐ行動:

今すぐサインアップして、見積書と請求書を数分で作成しましょう!

どうでしょう。
日本語が少しおかしなところもありますが、これはDeepLの翻訳能力によるところだと思いますので、遜色ないのではと感じました。

ということで、2回戦はドローです❗

【勝敗】
ChatGPT 4: ★★
Bard: ★

アシスタント対決

では、続いて3回戦は「アシスタント対決」です。

この対決では、見積もりにつける簡単な各作業の詳細をつくり、その文章をより良いものに修正してもらいます。

まずはプロンプトです。

あなたは、優秀な営業マンとして振る舞ってください。
以下は見積もりの詳細です。
よりお客様が注文したくなるよう改善してください。

■ ユーザー側

・ユーザー登録
・ログイン機能
・パスワード再設定機能
・メルマガ設定
・登録情報エクスポート機能

まずはChatGPT 4

ChatGPT 4:

オンライン体験に革命を起こす、最先端かつユーザーフレンドリーなプラットフォームをご紹介します!
私たちのソリューションは、お客様の利便性と効率性を念頭に置いて設計されており、ユーザーに力を与え、エンゲージメントを高めるための包括的な機能群を提供しています。
私たちのプラットフォームを際立たせているエキサイティングな機能をご紹介しましょう:

簡単なユーザー登録: 
長くて面倒なフォームとはおさらばです!
私たちの合理的なユーザー登録プロセスは、新しいユーザーがあなたのプラットフォームに参加するのを容易にします。
数回クリックするだけで、すぐに使い始めることができます。

安全なログイン機能: 
高度な暗号化技術で個人情報を保護する堅牢なログイン機能で、ユーザーのセキュリティを最優先します。
個人情報を保護する高度な暗号化技術により、ユーザーは安心してプラットフォームにアクセスすることができます。

(以下省略)

見積もりにつける簡単な内訳をイメージしていたので、さすがにここまで詳しく書かれても…(お客さんも読むの大変ですよね)という気分になりましたが、きちんと意図は読み取ってくれていますし、「もっと簡潔にお願いします」などのプロンプトを追加すればうまくいくような気がしました。

そして、Bardです。

Bard:

"ユーザーフレンドリーで安全なEコマースサイトを作りたい "とお考えですか?
もしそうなら、当社のユーザーサイドの機能が最適です。

ユーザー登録、ログイン、パスワードリセット機能により、お客様は簡単にアカウントを作成し管理することができます。

メールマガジンの設定により、顧客と連絡を取り合い、最新の商品やキャンペーンをお知らせすることができます。

また、登録情報のエクスポート機能により、顧客データを簡単に管理することができます。

(以下省略)

もちろん内容はあっているのですが、お客さんの立場で考えるとChatGPT 4のほうがより魅力的な文章になっていると思いました。

3回戦はChatGPT 4の勝利です。

【勝敗】
ChatGPT 4: ★★★
Bard: ★

コンサルティング対決

次に4回戦「コンサルティング対決」です。

内容としては、現在すでに運営しているサービスの集客に関する相談です。
プロンプトは以下です。

プロンプト:

あなたは、優秀なコンサルタントとして振る舞ってください。
現在運営しているウェブ上で見積書や請求書を数分で作成できるサービスにより多くの集客するにはどうしたらいいでしょうか。

条件は以下の通りです。

・ターゲットはフリーランサー
・ウェブ開発をする人たちに特化したサービス
・サブスクリプションは月額3,000円ですが、下げてもいいです
・広告費を負担することも考えています

お願いします。

ではChatGPT 4です。

ChatGPT 4:

・セールスポイントを明確に定義して伝える
・検索結果で上位に表示されるようにする
・ターゲットが直面する課題を解決するコンテンツ(ブログ)などをつくる
・SNSで潜在顧客との関わりを持つ
・無料体験で取得したメールアドレスへニュースレターを定期的に送信する
・初月無料などのプロモーションを実施する
・新規ユーザーを紹介すると、既存顧客に報酬が支払われる紹介プログラムを実施
・コワーキングスペースなどの協力しプロモーションをする
・業界のイベントに参加して知名度を上げる
・Google Adsなどを活用する

私はマーケティング等は素人ですが、とてもやるべきことがイメージしやすいですね。

これをもし実際にコンサルタントに言われたら「あ、それは確かにそうかも」と感じそうな気がしました。

また、知識のある方だったらこの見出しだけで一冊本がかけそうですね。

続いてBardです。
こちらも文章が長かったので要約します。

Bard:

・SNSやメールで直接アプローチする
・無料トライアルを提供する
・割引やプロモーションを提供する
・ウェブ開発会社や決済処理会社と提携する
・SNS、検索エンジンなどで広告キャンペーンを実施する

これも悪くないですが、数が少ないですし、ChatGPT 4のように「おっ、これは!」と思うものはありませんでした。

4回戦もChatGPT 4の勝利とします。

【勝敗】
ChatGPT 4: ★★★★
Bard: ★

ビジネスアイデア対決

では、最後の対戦「ビジネスアイデア対決」です。

これも先ほどのコンサルティングに似ていますが、今回は新規サービスをつくる足がかりを見つけるための質問です。

プロンプトはこちら。

プロンプト:

あなたは、優秀な経営者として振る舞ってください。
現在、新しいウェブサービスの開発をしようと考えています。

以下のキーワードを2つ掛け合わせて、いくつかマネタイズできるウェブサービスを考えてください。

・プログラミング
・クラフトビール
・ピアノ
・旅行
・英語

お願いします。

まずはChatGPT 4です。(要約してます)

  • プログラミング+クラフトビール:”BrewCode”
    醸造のために特別に設計されたカスタムプログラミング言語を使用して、独自のクラフトビールのレシピを作成する
  • プログラミング+ピアノ:”PianoCoder”
    カスタムピアノ曲やシンセサイザーエフェクトを作成するためのインタラクティブなプログラミング
  • クラフトビール+旅行: “HopTripper”(ホップトリッパー
    クラフトビールをテーマにした旅行体験をキュレーションし、ブルワリーツアーなどをユーザーに提供する
  • クラフトビール+英語: “BrewSpeak”(ブリュースピーク
    英語教育とクラフトビール文化を融合させたオンライン学習プラットフォームです。
  • ピアノ+旅行: “PianoVentures”(ピアノベンチャー
    有名なピアノメーカーの訪問などピアノをテーマにしたユニークな旅行サービス
  • ピアノ+英語: “PianoLingo”(ピアノリンゴ
    ピアノに関連するトピックを通して語学力を身につける、オンラインプラットフォームです。

うーん、ホントにありそうなちょっと尖ったサービスを提案してくれました。

正直「クラフトビール+旅行」は普通に仕事にしたいですね(笑)

また、これも頼んでいないのにサイト名まで考えてくれて好感触です!

そして、Bardです。

  • プログラミング+クラフトビール: プログラマーとクラフトビールの醸造所をつなぐウェブサービス。
  • プログラミングとピアノ:ピアノを使ったプログラミングを教えるウェブサービスです
  • プロラミングと旅行:プログラマーが夢の旅行を計画するのに役立つウェブサービスです。
  • プログラミング+英語: プログラミングを通じて英語を学ぶためのWebサービスです。

うーん、最後の「プログラミング+英語」は分からなくはないですが、その他は・・・・・・って感じでしょうか。(ピアノを使ったプログラミングって…😂)

Bardが最近公開されたばかりということを踏まえてもChatGPT 4に軍配があがりました。

結果発表

では、結果発表です❗

(ドラムロール)ドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコ〜

ドン!

4勝1引き分けでChatGPT 4のワンサイドゲームでした🎉✨

【勝敗】
ChatGPT 4: ★★★★★
Bard: ★

おまけ:延長戦「クリエイティブ対決」

すでに今回の勝負はつきましたが、対決の途中でもう1つ試してみたいことが浮かんできたのでおまけとして「ネーミング」で対決してもらうことにしました。

プロンプトは次のとおりです。

プロンプト:

あなたは、優秀なコピーライターとして振る舞ってください。
現在、ウェブ上で見積書や請求書をつくることができるサービスをつくっています。

そこで、このウェブサービスの具体的な名前をいくつか考えてください。

なお、名前には「Smile」が含まれていることが条件です。

お願いします。

まずはChatGPT 4

  • スマイル クォート pro
  • インボイス スマイル
  • スマイル Biller Hub
  • スマイル Pay Master
  • スマイリング Estimate
  • スマイル Bill Works

英語での質問なのでちょっと語感が日本語とは違っているかもしれませんが、「スマイル Pay Master」の響きは最高でした。

では、Bardです。

  • スマイル クォート
  • スマイル インボイス
  • スマイル クォート&インボイス
  • スマイル Biller
  • スマイル クォート ジェネレータ
  • スマイル クォート メーカー
  • スマイル クォート ソリューション

こちらはシンプルな単語の組み合わせになっているようです。
なので、もしかするとすでに存在している名前ばかりのような気もします。

やはり延長戦もChatGPT 4の勝利でしょうね。

企業様へのご提案

ご覧いただいた通り、私は専門知識を活用し、新しい価値を創造するAI技術を活用しています。

私の専門分野はプログラミングですが、それだけではなく、マーケティングや機能開発のアイデアなど、AIと人間が共同で最高のパフォーマンスを発揮できるように努めています。

もしご相談がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
ぜひお力になれると嬉しいです。😄

おわりに

ということで、今回は「ChatGPT vs Bard」の頂上対決をしてみました。

結果としてはChatGPT 4の圧勝でしたが、開発元のGoogleはこれまでゲットし続けてきた大量のデータを使って、ここから追い上げてくるような気もします。

また、イーロン・マスクが「TruthGPT」(嘘がないという意味らしいですね)の開発を宣言しましたし、これからも新しいニュースがドンドン出てきそうな気がしています。

ホントに我々はどこに向かっているのか(ターミネーターの世界だけはやめて😫)

もしくは働かなくていい時代が来るのか(資本主義がそうはさせないでしょうか…🤔)

ぜひみなさんもこれからのAIに注目してみてくださいね。

ではでは〜❗

「えっ、半袖に変えた次の日は
また寒くなるの!?」

開発のご依頼お待ちしております 😊✨
開発のご依頼はこちらから: お問い合わせ
どうぞよろしくお願いいたします!
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